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ミニ放浪記その3


上京する際、もうひとつ楽しみだったのはお芝居を観る事。
下北沢にある、ザ・スズナリ
本多劇場の近くにある客席数230の小さな劇場です。

なんでも最初は「演劇表現を志す若者に活動の機会を提供したい」という本多一夫さんの意志で、自宅に近いアパート「すずなり荘」の2階部分を改築して稽古場にしたことからスタートしたそうです。
下北沢が「演劇の街」と呼ばれる起源となった歴史的な小劇場ということです。


さて劇場に一歩入ると、机をポンと置いただけの受付があって、スタッフがニコニコと出迎えてくれました。予約していたチケットをもらい、黒いカーテンで仕切られた中に入っていくと、古い映画館を思わせるようなかんじの椅子が並んでいて、ざわざわと心浮き立つ人の気配がいっぱい。
舞台がとても近いのでワクワクする。

今日の演目は『双葉のレッスン』(そうようのレッスン)

ミニ放浪記その3_c0085543_213920100.jpg作  ごまのはえ                        演出  天野天街                   芸術監督  流山児 祥

雷鳴とともにいきなり真っ暗になり、ザーッと雨の音ープロローグ
そして
降り止まない雨の中に非難してきたさまざまな形の二人の現在、過去をフラッシュバックさせながら、まるでレッスンするように同じ場面を繰り返し、でも少しずつ前に進みながら話は進んでいく。
頭の中を二人の関係と事実がリフレインしながら、人間の有り様は滑稽でもあり、悲しいもんでもあり。そんな雑多な感情をシュールに表現しているなー・・と。



自分の住んでいる町にも専用の芝居劇場があるといいナーと、いつも思う。
役者の汗や息づかいまでわかる、それでいて物語の世界に浸らせてくれるような・・
演じるものと観客が一緒になってその作品をつくりあげていると思えるような場所と時間・・・・欲しいなー

ミニ放浪記その3_c0085543_2235595.jpg入ったときに配ってもらったパンフレットはこんなにたくさん!中には新人募集とうのもあって、行きたいな~思ってしまいました。(今度生まれてくるとしたら、舞台女優になりたい!だっていくつもの人生を生きられるような気がするからネ)なんていうこと考えている私なのでした。(単純^^)



こうして私の仕事付ミニ放浪は終わったのでした。
ほんとは
ミニ放浪記その3_c0085543_22203031.jpg
この映画も観たかったー




絵本 木のおもちゃの店ウーフ
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by u-hu-yoko | 2008-07-03 22:11 | その他