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観音さまのように


私の家は、ちょうど旧のこんぴら街道の途中の峠にさしかかるあたりで、町と町の境にあります。昔は遠くからこんぴらさまに歩いてお参りしていたのでしょう、その旅の無事を祈るためなのかどうか、ちょうど家の庭の角にあたるところに小さな観音堂があります。

誰かが管理しているものではあったけど、家のほとんど敷地内かも、という状態なので、なぜか折にふれ花をいれたり、掃除をしたりと、いつしかわたしのもの!みたいな感じになってしまいました。
観音さまのように_c0085543_22345968.jpg

その表情は、自分の心を映すようで、妙に哀しく見えたり、嬉しそうでもあったりと、毎日犬の散歩でその顔をみるたびに、かがみのような気持ちでながめてきました。

最初、この場所に嫁いできた時は、しらっ・・として見えていてただただ参らねばならない存在。
子どもたちが小さかった頃は、小さな手を合わす幼子ににっこりほほえんでいるようでやさしく見えました。

最近は、美しい顔がなにやら問いかけるようにみえて、なんだか、自分がいったい観音様のようになれるものかしら・・なんて思い始めました。
自分の身にふりかかってくる出来事や、出会う人、もの、そのすべてをあるべきとして、出会うべき人として、大切にあつかうものとして受け入れることができたならいいなーなんて思ったりしているのでありマス。

雨にうたれ、風にふかれ、鳥や花やこどもらに囲まれてしずかーにたたずんでいられるってすごいかも・・っと。





絵本 木のおもちゃの店ウーフ
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by u-hu-yoko | 2008-02-06 23:07 | その他