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蛙のこころ



近所のたんぼでは、田植えも終わり、夜になると蛙の大合唱が聞こえてきます。

蛙の声といえば、学生の時試験勉強で、夜遅くまで起きていたときなどに、やかましいほどに鳴いている蛙たちが、誰かが通ったということもないのに、ある瞬間、一斉にぴたりと鳴きやんで、しーん・・となって、どきん!とすることがよくありました。
いまだにわたしの中では謎です。

でも、蛙のことばがわかったら、おもしろいかもしれませんね。ずーっと昔から古い歴史を持つ生物であるから、いろんな生き抜く知恵を持っているかもしれないなー・・と。


詩人、草野心平は、もしかしたら蛙の言葉がわかったかもしれません。
『ごびらっぷの独白』<絵いちかわなつこ・編集 斉藤学>は、蛙語の詩の絵本です。

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「るてえる びる もれとりり がいく」なんて ことばから始まる。
これは日本語に訳すと「幸福というものは たあいなくていいものだ」だそうで、????と思いながら絵本を声にだしながら読み進めると、なんだか自分が蛙の内側にはいったようで、しん・・とこころにかえるの言葉が染み込んできます。


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孤独をかかえているのだけれど、緩やかに繋がっているという生物の単純さ、考えない方がいいことは考えないというくらいのたわいない幸福の方がいい、という心平のメッセージが伝わってきます。言葉を、音でとらえてみると、また違う世界が見えてきそうです。

「いい びりあん げるせえた」 これなーんだ?



絵本 木のおもちゃの店ウーフ
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by u-hu-yoko | 2007-06-11 23:39 | 子どもの本