父の戦争
今日は終戦の日。
同じあやまちをくり返さないように
痛みを忘れないように
ねこのまどろみのように
世界が平和でありますように・・・
ことし、お盆で集まったみんなの前で
父が、初めて『終戦の日のこと』を語りました。
陸軍士官学校に志願し、国のために戦うことを誇りとして
「生きて戦場から帰ってくる事は、恥である」と教えられ
まもなく 仕官として、満州の前線に赴任することが
決まっていた矢先の終戦だったそうです。
生きている事は恥 と、短刀を持ち、集団自決のために集まった生徒達に
ある先生が、「その気持ちを、これからの日本を立て直すために役立てて
がんばってほしい。」
と諭したそうな・・。
長い年月の間に、それは葬りたかったできごとだったのかもしれません。
テレビで見るよりも、本で読むよりも、身近な父の戦争。
もう父の中では、終わったことなのでしょうか・・
語ることで、父の気持ちはどう変化したのでしょうか・・
ぽつりぽつりと語る、そのことばの重みを受け止め
語るに必要だった歳月を思いながら
父の生きた時代のことを、気持ちのことをもっともっと
聞いておかなくては、と思った日なのでした。
絵本 木のおもちゃの店ウーフ
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by u-hu-yoko | 2010-08-15 23:45