のぼりくだりの・・・
子ども達が小さかった時
母親ゼンとしたくて 眠る前に下手な子守唄を歌うと
「さみしいから ちがうのがいい」というので
よく『ぞうさん』や『ふしぎなポケット』を歌いました。
それでよく眠ったのは子どもではなくて私だったかもしれませんが・・・
誰もが口ずさんだと思うたくさんの童謡や詩を作ったまどみちおさん
今年で100歳です。
一度だけお目にかかったことがありますが、
おだやかで しずかで 一本の木のようでした。
その100歳の記念に、すべて書き下ろしで
詩集を出版されました。
『のぼりくだりの・・・』
絵は、保手濱 拓さん
意匠 杉浦 範茂さん
編集 市川紀子さんです。
出版社は理論社
100歳までのカイダンを登ったり降りたりしながら
たくさんのできごとが集まって、積もって、発酵して、おいしいワインになって
さあ、どうぞ
と静かに差し出され それをごくんと 一口飲んだ気持ち。
のど元をあたたかな豊潤な香りが落ちていき、
くすくす・・と笑いたくなりました。
いつか100回目のカイダンを登り、まどさんの境地に浸りたいなーと思いました。
絵本 木のおもちゃの店ウーフ
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by u-hu-yoko | 2009-12-27 01:14 | その他