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あとん


密かに愛読している雑誌(?)といっても書店に並ぶ商業誌ではなく、一冊いくらと値段もかかれていない。¥FREEとある。表紙は長友啓典さん。自由な思いつきがおもしろい。



c0085543_2342141.jpgいつからか毎月お店に送られてくるのを、いつの間にか毎月心待ちにしている自分に気づいた最近。

まず読むのは、絵本作家、荒井良二さんの絵と詩。タイトルは<世界と世界のあいだの国の>で、毎月サブタイトルがあって、ぐん・・と胸にくるようなことば、とファンタジックな絵。次に読むのは絵本作家のあべひろしさんの、ダイナミックな絵とそれに添えられた文。いつも胸がキュッとなる。それから大好きなイラストレーター、メグホソキのエッセー、それからそれから、最近ノッテイル、長谷川義史さんの絵本日記と、8コマ、マンガ。その他、作家の連載。
とにかく書いている人たちがおもしろがってる!そう感じる。


いつか機会があったら、どうしてこの本を作るようになったか聞いてみたい。
なにせ、本をめくる楽しさが味わえるWEB版『あとん』もあるんですから!
『あとん』<アートン出版>は無料です。
定期購読したい人は(半年間の送料として)1000円です。
これ、ゼッタイおもしろい。



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by u-hu-yoko | 2007-09-29 23:22 | 子どもの本

満月の夜


   まんまるいお月様がきれいな夜です。

   しずかにしていると、こころが澄んで、ずーっと昔からそうやって月をみていた
   ような気持ちになります。
   金色の月の光は、体をつきぬけてこころの奥ふかーくさしこんで、凍っている
   思い出を溶かす力があるようで・・
   いとしい人には逢いたくなったり
   諍いがあった人のことも許せたり、
   とても自分の事がかわいく思えたりするかもネ。
 
   そして、お山の上のこんな音楽会にいってみたくなったり・・・

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ピアノはくま、サックスはいぬ、ドラムはねこ、うまはベース、シャバヂュビ、シャンシャカ♪♪・・踊っているのは、もちろん!うさぎ!
満月の夜に集まって、一晩中音楽会。満月の夜に、また会うことを約束してわかれます。

会話はなくても音のセッションで体やこころが踊りだす!音楽っていいね。


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『つきよのおんがくかい』

ジャズマンの山下洋輔さんの軽快な
絵のような音のことば
型染めに寄る作品を数多く発表してきた
柚木沙弥朗(ゆのきさみろう)さんの絵
構成は秦 好史郎(はたこうしろう)さん

読んでると、きっと踊ってしまいますョ!
音楽で解放されていく、喜びを知っている
人の作品だなー・・と思います。



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by u-hu-yoko | 2007-09-27 22:00 | 子どもの本

マリーのお人形



   お店の棚に並んでいるお人形を、「どの子にしよう・・」と、多くの中から選び取る
   その子は、不思議なことに、求めてこられるお客様にどことなく似ていらっしゃる
   気がすることがよくあります。

   めぐりあう、ということは、人と人、だけでなく物にだってあるのじゃないかなー
   と思っています。
   お人形ならば、なおのこと!
   そんな素敵な女の子とお人形の出会いを描いた絵本がでました。

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『マリーとお人形』文 ルイーズ・ファティオ  絵 ロジャー・デュボアザン  訳 江國香織

ある骨董品店にアンティークドールがありました。ペルシャのつぼや置時計に囲まれて。「こんなのお人形のくらしじゃないわ」とずっと思いながらため息ばかりついていました。でも、いつも同じようにため息をつきながら、お人形に会いにくる女の子マリーがいました。
ある日、お人形はお金持ちの家に買われていきます。やっぱりため息をついていたお人形はネコとイヌのけんかにまきこまれ、ぼろぼろになって道端に捨てられます。そこにマリーが・・
もう、マリーとお人形がどうなったかは、おわかりですよネ!

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よかったね、
マリー!


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      それから、素敵な付録
裏表紙のポケットに、なんと小さなお人形用のミニ版絵本が入っているんですよ。
      FOR DOLLって!



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by u-hu-yoko | 2007-09-23 22:38 | 子どもの本

永遠の愛

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              『がいこつ』
   
                    詩・たにかわしゅんたろう  絵 和田誠
 
        ぼくはしんだらがいこつになりたい
        がいこつになってようこちゃんとあそびたい
        ぶらんこにのるとかぜがすうすうとおりぬけて
        きっといいきもちだとおもう

        ようこちゃんはこわがるかもしれないけれど
        ぼくはようこちゃんとてをつないでいたい
        めもみみもからっぽだけど
        ぼくにはなんでもみえるしなんでもきこえる

        がいこつになってもむかしのことはわすれない
        かなしかったこと おかしかったこと
        ぼくはほねをならしてかたかたわらう
        みんなはぼくをじろじろみるだろう
        みんなはぼくをいじめるだろう
        ぼくはもうしんでいるのだから
        もうがいこつなのだから
        でも、ぼくはへいきだ

        ぼくはようこちゃんにがいこつのきもちをおしえる
        いきているときにはわからなかったきもちをおしえる
        もうおなかもすかないし
        もうしぬのもこわくないから
        ぼくはいつまでもいつまでもようこちゃんとあそぶ
                             <本文より>


これは、恋の絵本だなーと思います。誰もが一度はあこがれるでしょう永遠の愛とは、生身をステ無機質なものの存在として愛する人のそばにいることでしか、かなえられないのかなーと感じたり、ほんとに人を好きになるということは、なにもこわいものがない、という風にも感じられたり、ご機嫌なようでいてシュールでもあり、淡々と描かれていながらとても深いメッセージがあるようでうーん・・とうなってしまう絵本です。

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   ちなみに

← これがようこちゃん

  わたしもようこちゃん

  うーん・・・


  
  あなたはがいこつになったら
  だれのそばにいきたい?



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by u-hu-yoko | 2007-09-20 22:13 | 子どもの本

実り



お元気ですか?

すこーしだけ稲が黄色く熟れてふっさりと実ってきました。
こんな小さなつぶつぶを、最初に炊き上げた人ってすごいナーと思います。
この頃になるとあちこちで、祭りの夜稽古の太鼓や鐘の音が聞こえてくるようになります。
豊作でありますように・・。

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今朝、テレビでおいしいおにぎりの作り方を放映していました。炊き上げたごはんのつやつやときれいなこと。ひとつまみの塩をつけて外はキュッと中はふんわりと・・・。そして、ぱりっと香りのいいのりをはって・・・。おいしそうだったなー。

よく、いよいよの最後の時に食べたいものはなんですか?なんて質問あるけど、いつも、わたしは「おにぎり!」とこころの中でさけんでいる。



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by u-hu-yoko | 2007-09-19 23:28 | その他

手仕事は生きる力



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ひつじが、ゆっくりと草を食むスェーデンに暮らす中でカーリン・ノイシュツさんを通してウォルドルフ人形に出会い、日本にウォルドルフ人形を伝えた佐々木奈々子さんの新しい本が届きました。『心を育む人形たち』です。

スェーデンに今も脈々と受け継がれている4つの感覚を理想とする社会の中で、道草をしながら学び取ってきたという奈々子さんが、、手仕事は生きる力、という視点から人形と、そのあり方と、そこにある羊毛の手仕事の楽しさをわたしたちに伝えてくださっています。
ウォルドルフの手仕事が全部で22作品紹介されています。
すてきな本です!



        ちなみに四つの感覚とは
            Heart =心のこもった、魂によびかける
            Head = よく考えられ観察された、意志、意欲
            Hand = イメージを見える形に表現する技、手の営み
            Health= 心、体、対象物それぞれの健康的なバランス



c0085543_2285286.jpgこれは、わたしが作った、この本の8ページに紹介してあるおかあさんとあかちゃんのパペットです。あかちゃんはおかあさんのおなかの中に入ったり出たりします。
この生地の感触がほんとに気持ちいいです。
来年になりますが1月に奈々子さんをお呼びしてこの本に紹介してある人形たちや手仕事の作品展とワークショップを計画しています。

奈々子さんとの出会いは今の仕事をしていくきっかけにもなりました。私の師匠でもあります。
まるでそよ風のような素敵な女性です。



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by u-hu-yoko | 2007-09-14 22:01 | お知らせ

無花果


たぶん、秋になって一番まちどおしいのは、これこれ!
私の家の近くはいちじくの名産地。はざま(羽間)という土地で採れるのは一味違っていて、甘くて香りがよく人気です。この季節になると、道端に直売所ができて、朝は7時半くらいから、朝摘みの無花果が並び、えっ?どこから来るの?と思うくらい、わさわさと人が集まり、あっという間にその日の実は売れていってしまいます。
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無花果と書くので、花が咲かないようですが、じつは実だと思っているのは、無数の花の塊なんだそう・・・。そう思うとなんだかかわいくて、食べ方が変わってくる気がしませんか?
とか、なんとかいいながら、ひとパックはあっという間です(^^)



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by u-hu-yoko | 2007-09-11 23:10 | その他

詩のボクシング




とてもユニークでおもしろいイベントがあるのでご紹介します。
第5回詩のボクシング香川大会です。

ボクシング!といってもリングの上で戦う手段は“ことば”です。
ステージの上で2人の朗読ボクサーが自作の詩を朗読して表現しあう「詩の格闘技」
昨年実施された全国大会では第4回香川大会の優勝者が、なんと第一位になりました。
回を重ねるごとに盛り上がりを見せ、すっかりおなじみになった「詩のボクシング」
誰もがもっている、こころの中の熱い想いがぶつかります。
その感性のぶつかりあいの中にことばの持つちからを感じてください。


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とき     2007年9月22日
       13:30~(13:00開場) 

ところ    サンポート高松5F 第2小ホール

チケット   300円(全席自由 消費税込)
※チケットはサンポート高松2F/ウーフにもあります。

主催     (財)高松市文化芸術財団  高松市  
        高松市教育委員会

協力     日本朗読ボクシング協会


(審査員   日本朗読ボクシング協会代表 楠木かつのり 他)


この日、わたしは審査員として参加させていただきます。責任重大ですが、今から体全体で受けとめられるように感性のアンテナをピカピカに磨いておかねばと手に汗を握っています。でも、このような自由な表現の場があることはすごく嬉しいです。ワクワクしています!
たくさんの人にいっしょに楽しんで欲しいと思っています。


詳しいことは 第5回「詩のボクシング」香川大会開催実行委員会ブログ
 


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by u-hu-yoko | 2007-09-09 22:20 | お知らせ

京都への旅その二

京都への旅は、もうひとつ楽しみにしていたことがあって、同じく追悼式に参加する予定だったフリーの編集者の市河紀子さん と、絵本作家市居みかさん  に会う事。お二人ともすてきな女性!おいしい豆腐料理を食べながらあれやこれやと3時間くらいお話しました。(わたしのボケにつっこみが入りながら(^^;)


市河さんはぱぴぷぺぽっつん<神沢利子/[ほか]著 市河紀子/編 西巻茅子/絵 詩はともだちシリーズ>みかさんは『からすとかばのかいすいよく』<二宮 由紀子 著 市居 みか 画 理論社 版> が新しい作品です。
いつも、一冊の絵本がこの世に生まれてくるまでに、いろんな人の気持ちがしぼんだりふくらんだりしながら、みがかれてピカピカの作品になっていくんだなーと思います。

それから、市河紀子さんにくっついて京都国際会館の近くのギャラリーで働きながら絵本を描いているという作家の方にも会いに行きました。
仁後真理子さん ナント福音館の月刊誌こどものとも0.1.2『みんなこんにちは』を描いた方でした。とってもチャーミング!!もう少しで始まる個展に出品する絵もみせていただきました。まるで描かれた動物たちが生きて踊っているかのようにエネルギッシュでこれまたチャーミングでした!ひとめぼれ・・・
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c0085543_22323371.jpg個展の案内はがきの絵です。











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2007年9月17日(月)~22日(土)11:00~19:00(最終日~17;00まで)ギャラリーSPACE YUI
東京都港区青山3-4-11ハヤカワビル1Fphone03-3479-5889で開催されます。
お近くの方は行ってみて下さいな!





こうして京都への旅は幕を閉じ、今日もまた日常を暮らしているわたしなのでした・・・しみじみ





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by u-hu-yoko | 2007-09-06 22:46 | その他

京都への旅 その一

今日も残暑の厳しい一日でした。
お元気ですか?

河合隼雄さんの追悼式に行ってきました。
京都駅に降り立った時点で、構内には、ちらほらと喪服の方が目に付き国立京都国際会館には、およそ2000人余りの人が集まりました。

京都大学副学長が発起人となり、文部科学省、国際日本文化研究センター、日本心理士会の関係方々が追悼の詞を。そして故人を偲んで哲学者の梅原 猛氏、鶴見俊介氏、人類学者の中沢新一氏が追憶の詞を捧げました。
かねてから、音楽葬は河合さんののぞみだった、ということで、ブラームスの『弦楽六重奏曲 弟一番変ロ長調』の演奏につつまれて式は無事終わりました。

わたしは、お葬式は、むしろ本人よりも、その人が逝ってしまった後に残ったひとたちがその事実を受け入れていくためにあるのだなーと思っています。
天寿を全うし穏やかに逝った人のそれと、断ち切られるようにあっけなく逝ってしまった人のそれ・・とは大きく違うと思いますが。
河合隼雄さんのように、広く大きな社会の中で役目を負ってきた人の死は、社会としてもその人が残してきた業績と残された課題を考えないといけないのだなー・・と、(そこに自分がいることが場違いかも、と感じながら)思いました。


タイムリーにも、会葬礼にいただいた文庫本『対話する生と死』を読み読み、河合さんの著書にもある明恵の開祖した高山寺に行ってきました。(途中、本を読んでいて電車の駅を二つばかし乗り過ごしました(^^;)
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c0085543_09497.jpg高山寺は大きな杉やもみじの木に囲まれ、苔むした山肌が美しい中に、ひっそりとしたたたずまいで建っていました。明恵はここで、厳しい修行を積みながら、どんなことを考えていたんでしょうか。
40年にも余って、自分の夢を記録していた明恵。自分を成長させるために夢を分析してしていたといいます。死ぬ2ヶ月ほど前に、死を予知する死夢を見たことについても上の本に書かれていました。死ぬことは、今日に明日をつなぐこと、と説いた明恵でした。
明恵の生き方を示唆することばに「あるべきようは」というのがあります。あるがまま、自然に・・というような意味であるけれど、「あるべきように」ではなく「ようは・・」としたのは、あるがままとはどういうことか、をいつも自分のこころに問いかけることがだいじ、と説いているのだろう・・と。

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時間待ちで、ついふらふらと入った植物園に咲いていた。スイフヨウ。



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by u-hu-yoko | 2007-09-06 00:44