赤いチョウチョ
昨日はつばめを、今日はモンシロチョウを見つけました。
チョウチョは大人になっても、見つけるとうれしくて追いかけたくなったりします。
子どもの頃、自分の部屋中にチョウを飛ばせたくて、キャバツ畑であおむしを
捕まえてきて、毎日せっせとキャベツを取り替えながら世話をしたことがあります。
みどりの宝石のようなあおむしの体がだんだん大きくなって少し黄色がかって
ころん・・とした姿になってくると部屋中のあっちこっちでさなぎになりました。
そうして、じっとじっと待っていると、
ある日、ぱたぱた、ぱたぱた・・と羽をふるわせて蝶に!
窓を開けると、次々にチョウが空を目指して飛んでいったときのことが
今でも目に浮かぶようです。
(でも、それはすっかり“わたしの物語”の中で、たぶんその時よりも、
もっときれいなシーンに書き替えられていてるような気もします。)
まって、まって!
チョウチョさ~ん・・
おいかければおいかけるほど
ひらひらにげていく。
どうやったらつかまえられるかな・・・。
アンはいっしょうけんめいかんがえました。
おいかけるのをやめたら
チョウはアンのところに・・。
ふっと・・力を抜いて自然体になったら
ちかづいてくるものが
いっぱいありそう・・・
『あかいチョウチョ』
市川里美
<小学館>
絵本 木のおもちゃの店ウーフ
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by u-hu-yoko | 2009-04-02 23:57 | 子どもの本